ハウジング内蔵リングリフレクターによる水中での実写結果です。


 左上はリングリフレクター光のみで撮影しています。
 この距離ではやや光量不足ですが、被写体のディティールを
 詳細に再現しています。
 もう少し接近すれば色再現も鮮やかになりますね。
 カメラの液晶モニターでは明るく鮮明に見えていたんですが。
 (モニターの視野角に癖のあることを忘れていました)









 左下は外部ストロボ1灯焚き(SB102)です。
 ディフューザーを使用していますが、強烈な光によりハイコン
 トラストで鮮明な絵ですが、情緒に欠けるいかにも図鑑的な
 描写になっています。










 右はリングリフレクター光のみで撮影しています。
 イソギンチャクの大きさから実寸の想像はつくと思いますが、
 このようなシチュエーションでも十分に光の回った描写をして
 います。
 通常、外部ストロボでこのようなライティングをするのは大変
 ですよね。









 左も同じくリングリフレクター光のみで撮影しています。
 が、これはディフューザーを外してみました。
 直射光が漏れていますので光調が硬くなっています。
 コントラストを付けたいときや、やや遠めで撮影する場合には
 光量が稼げます。
 通常の外部ストロボでのライティングに近い描写ですが、ア
 ームやステーが出っ張る事が無い分、被写体との位置関係
 に自由度がありその効果は絶大です。






 以上、サンプル数は僅かですがリングリフレクターによる効果の一端は理解できると思います。
 光量の絶対値は外部ストロボに比べ小さいですが、撮影領域をマクロ域に限定すれば、外部ストロボ使用で
 はライティングが複雑・重装備になり、尚且つライティングの為のワーキングディスタンスを得る為に望遠マク
 ロレンズが必要になって更に装備が大きく重くなることに比べ、ハウジング単体で同等の撮影ができるリング
 リフレクターの効果は絶大です。
 身軽な装備で被写体に限りなく接近して撮影できることは最大の武器ですが、それは逆に距離を取れないと
 いう最大の欠点でもあります。





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